おおむねこんな感じ

興味持ったこととか。小説とか、雑多なことを書いてます

アスカとミライ

「キャーカワイイ!!」
「マジパナイ」

ガラスに張り付くぐらいの勢いで2人の女性がペットショップのウインドウを見入っていた。

ウインドウの中には小さくて縫いぐるみのような子犬が全身の力を使って必死に動いている。誰が見ても可愛いと感じる動きだ。

子犬を見ながらアスカがミライの方に少し目を向ける。

「あんな事が有ったのに、ミライは大丈夫なのだろうか」

放っておくと勝手に崩れてしまうのではないかと思えるぐらいにミライは無理しているように見える。

「ミライ・・・」とかすかに声をかけると、今にも泣き出しそうな顔でこちらに振り返った。
いま、ミライの笑顔を守れるのは私しかいない。ミライの顔を見て改めて強く思った。